GLC12ありがとうございました!
帰宅して、お弁当&洗濯ミッションを終えた丘咲です。 何もせずに座ったら負けだと思ったんや…。 というわけで、無事にGLC12が終了いたしました。 暑い中、お立ち寄り頂いた方、拙作を手にして下さった方、お声かけ下さった方、本当にありがとうございました。...
帰宅して、お弁当&洗濯ミッションを終えた丘咲です。 何もせずに座ったら負けだと思ったんや…。 というわけで、無事にGLC12が終了いたしました。 暑い中、お立ち寄り頂いた方、拙作を手にして下さった方、お声かけ下さった方、本当にありがとうございました。...
夏タスクが多すぎる丘咲です。 息子の宿題が想像以上に親の手が必要で、ヒーヒー言ってます。 原稿をやっつけても、家の事と息子の宿題をやっつけないとインテに行けない…。 というわけで、今年は何とか前倒しで脱稿することができました。 念願の「やもめッチ」です。...
「ニヤケ面のパイナップルってのも、なかなかにキモチワリィな」 幼馴染のイヤミもどこ吹く風と、マルコは聞き流した。サッチはそう言うが、傍目にはマルコの表情は一切ニヤけてなどいない。長年の付き合いが見せる幻影だ。 2人で心ゆくまで過ごした(主にベッドの中だったが)週末が開け、『...
……まいったねい。 全く動く様子のない塊に、マルコは嘆息した。 何度も絶頂を極めて倒れこんできた身体を満足気に抱きしめ、その身体を丁寧に清めて横たえ、肌かけを掛けてやった途端、くるりとそのままくるまってしまい、ぴくりとも動かなくなった。...
さて、どうしたものかとマルコは思案した。 嫌がっているわけではないのだろうが、どこに触れてもエースは頑なに快楽をあらわそうとせず、必死に声を押し殺していた。これはこれで初々しくていいが、こちらとしては、酒の勢いもあったであろう前回の素直な彼ももう一度見たい。しかし、エースの...
穏やかで確かめるようなキスが、徐々に深くなる。 ぬろりと入ってきた舌はエースの口腔を蹂躙し、余すところなく触れた。 上あごをなぞられ、ぞくりと身体が震える。歯茎を舐められ、そんなところが感じるのかと慄いた。 「ずいぶんといいタイミングで登場したもんだねい」...
ただ待つだけの日々がこんなに辛いものだとは、マルコは知らなかった。 「おーおー。今日もパイナップルが元気にしおれてやがる」 そんな幼馴染のからかいにも反応出来ない。 あれから1週間が経った。マルコは仕事の合間を見て『グラディート』に日参しているが、そこにエースの姿はなかっ...
連れてこられたのは、駅前の一等地に店舗を構える超高級焼肉店だった。もちろんその店の存在は知っていたが、とてもじゃないが自分たちには縁がないと毎日素通りしていた。 「マ、マルコ。おれが言うのも何だけど、ルフィってマルコが思ってる以上にすげェ食うんだ。この辺の食べ放題とか全部入...
マルコはエースの家に行ったことがなかった。エースは招かなかったし、マルコも興味はなかった。この数ヶ月、毎日のように顔を突き合わせていたのに、マルコはエースのことを大して知らない。好きなものも、嫌いなものも、エースが本当はどんなことを考えているのかも。...
来ない、来ない、来ない。 マルコが『グラディート』に来なくなり、3週間が経とうとしている。エースはその間もバイトに入っていたが、サッチの目には明らかに意気消沈しているエースが映っていた。 「……今日も来なかったな」 客もまばらになり、カウンターでグラスを拭きあげながらエ...
来ない、来ない、来ない。 マルコが『グラディート』に来なくなり、3週間が経とうとしている。エースはその間もバイトに入っていたが、サッチの目には明らかに意気消沈しているエースが映っていた。 「……今日も来なかったな」 客もまばらになり、カウンターでグラスを拭きあげながらエ...
新学期に入りエースのシフトが通常に戻ると、マルコと顔を合わせる機会も減った。 決意どおり、エースは『グラディート』ではひたすら明るく振舞った。軽口を叩き、小突かれ、けらけらと笑う。たまにマルコの家に行き、自分を見失わない程度に酒を飲み、じゃぁと帰宅する。上っ面だけの付き合...
「……おまえ、エースに何したんだ?」 定位置で平然とした顔で食事をするマルコに、サッチはたまらず尋ねた。 夏休みなのでオープンから入ってもらっているエースの様子が、今日は朝から明らかにおかしい。どこか上の空で、チラチラとドアを盗み見ては小さく溜息をつき、いざ目当ての人物が...
……やっちまったよい。 後悔と自責の念が渦巻くとは、まさに今の状況のことだ。 ポーカーフェイスでタバコに火をつけた。シーツに包まった横の塊がもぞりと動き、ふぅとため息をついた。 「どうだい」 何の気なしに聞いた。感想を聞くのは礼儀だろう。...
この出来事を境に、二人の距離はますます縮まった。コンサルト業をしているだけあって経営学もそれなりの(本人談であって、エースからすれば教授並だ)知識量があるマルコに、エースは講義で疑問に思ったことを質問するようになり、その延長線上で時折マルコの家を訪れるようになった。名目上は...
エースは『グラディート』の近くにある大学の学生だ。まだ教育課程もあるので、アルバイトに入れる日は限られている。 平日は火曜日と木曜日だけで17時から22時まで。土曜日は11時のオープンからクローズの24時ごろまで終日入り、日曜日は11時から22時まで。...
「それが気に入ったのかい?」 カウンター後ろの壁面収納に設置したばかりのオブジェに穴を開けんばかりに見つめる青年に、マルコは声を掛けた。 「……うん。すげェカッコイイ。一斉に飛び立ってさ。こいつらどこ行くんだろうな」 青年は、振り返りもせずそう答えた。...
ノベルA2巻で魂を抜かれている丘咲です。 だって…サッチが…サッチが(´;ω;`) もう一度読み返してここで語りたいと思います;; 最近休みの日は家でのんびりしております。 暇なら原稿しろよって話なんですが、その辺もオフモードになってるようで、実はPCを開くのもすっごい久し...