丘咲りうら2018年5月12日読了時間: 6分初穂の香「イゾウ!誕生日おめでとう!!」 日付が変わると同時に、ノックの返事を待たずにバターンとドアを開けた可愛い末っ子に、イゾウの頬は自然と緩んだ。 「おう、ありがとなエース」 一目散に飛び込んできた癖のある黒髪をくしゃくしゃと撫でてやると、エースはくすぐったそうに首をすくめ、へ...